2016年6月28日火曜日

目の前のニンジン

参議院の選挙が近づきましたね。

 聞こえてくるのは、「景気景気」「アベノミクスアベノミクス」が多いようですね。
それは、やはり大多数の人がそういう問題に関心が向いているということでしょう。

本当は、もっと根本的な問題こそ主題にすべきだと思うけども、日本人は目の前のニンジンに弱いんだなあ~
ニンジンの画に向かってドドッと行くんだね、その先に断崖絶壁があろうとも。

「アベノミクスアベノミクス」っと、鼻先にニンジン画をひらひらされると吸い寄せられる人が多いんだよね~

昭和の初期に金解禁したとき、やはり「この道しかない、絶対にこれで日本が豊かになる!」という意味の大演説をぶって断行したあげく、経済が大混乱になった例を想ってしまうなあ・・・

それだけならまだいいけども、その頃も国民があまり関心がないうちに、国民を締め付ける法律が次々と出来て、気が付いたときは既に遅く、がんじがらめにされて、政府の意のままに従うしかなくなって、結局戦争に駆り出されたんだよね。

今も、個人情報保護法で隣人とも分断され、特定機密保護法で何が特定秘密かも分らないまま目隠しで生活しているような不安もある。
おまけに今は、マイナンバーといえば聞こえはいいが、その実、国による国民総番号付管理体制で国民は全て首輪を付けられその首輪には全て発信器を付けられているようなものだよねー。

横の関係は分断されて、上から下への情報だけになりつつあるし、僕のこともお隣さんのことも全て知っているのは支配者だけという世界になりつつあるよなあ・・・
「一億総活躍社会」って「国家総動員」のように聞こえるのは僕だけだろうかと思う。

今の人たちはアニメで育ったせいか、戦争というもののリアリティが無いんだよね。
戦争といっても宇宙戦艦ヤマトとか乾いたアニメの世界の戦争しか思い浮かべられないんだと思う。
物凄く悲惨などろどろとした本当の戦争は、やっぱりやってみないと解らないんだろうか?
そして、父も死に母も死に、姉も妹も血だらけになって死に、全てが壊滅の後に心から戦争を反省するんだよね、いつの時代も。そして再び心から不戦を誓うんだよね、きっと。








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